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【優勝者コメント】第16回JKJO全日本空手道選手権大会[一般]

2024.10.14
特集

一般女子軽量級 優勝
酒井 琉翔(桜塾)

「ライバルはジュニア大会のエリート選手たち。
技を大切にした自分の組手が優勝へとつながった」
 
優勝できて素直にうれしい気持ちでいっぱいです。今回は大会中、「落ち着いて戦おう」と何度も自分自身に言い聞かせてきました。おかげで、心身ともに相手の圧力を感じても、構えが崩れることもありませんでしたし、また攻防のペースを乱されることもありませんでした。もちろん連覇は意識していましたが、なによりも自分の組手をして一戦一戦を大切に戦って優勝すると決めていたので、それができてよかったと思っています。決勝の岩口選手(清凛館)は強豪だと耳にしていたので、事前に一度、過去の試合の動画を見て戦いぶりを確認はしていましたが、なにか対策を練ったわけではなく、ぶっつけ本番での対戦でした。今大会は、岩口選手だけでなくジュニア大会のエリート選手が多数出場していたので、彼女たちの勢いに飲み込まれることなく、自分の組手をしっかりとやって勝ち上がるということを毎戦意識していました。優勝に向けた戦略/戦術については、同じくジュニア・エリートたちは手数勝負、体力勝負の戦いを仕掛けてくると思っていたので、自分はしっかりとした技の攻防のなか、心身共に丁寧に戦って勝とうと思っていました。次の目標については、まだ決まっていません。ここからゆっくりと考えていきたいと思っています。
 

一般女子中量級 優勝
雨宮 未沙(北晋寺西道場)

「カムバックから7ヶ月間の稽古でJKJO全日本優勝。
次の目標はJFKO全日本大会でのリベンジ」
 
同じ年の大場ももか選手(無限勇進会)と一緒に稽古をさせて頂く機会があって、そこで「いっしょにJKJO全日本大会に出場しよう」と誘われたのがきっかけで今大会の出場を決めました。何年も試合から遠ざかっていたので不安もありましたが、今年3月ぐらいから稽古を始め、5月のJFKO全日本、8月の武神カラテオールジャパン、そして今回のJKJO全日本と出場してきました。JFKO全日本はまだ以前の動きが戻らず1回戦敗退に終わりましたが、8月の武神では優勝。そして今回のJKJO全日本大会も優勝できました。カムバックのきっかけを作って下さった大場選手には感謝しています。現在は千葉に住んでいますので、関東の無限勇進会や岩崎空手、速水道場に出稽古に行かせて頂いて、そこでいろいろな選手と組手をしながら、現役選手たちの動きに自分を合わせていくのはもちろん、技や知識などいい刺激を頂戴しました。決勝戦の藤井選手は突きが得意な選手だとわかっていたので、長い間合いからの蹴り技で攻撃のきっかけを掴み、そこから自分の組手をしようと考えていました。次の目標ですが、この一年で体力や組手勘も戻り、また今回の優勝で弾みもつきましたので、来年5月のJFKO全日本を目指したいと思っています。
 

一般女子重量級 優勝
小林 由依菜(桜塾)

「みんなの応援があったからこそ優勝できた。
決勝戦は、セコンドの声を聞いて無駄なく正確に動きました」
 
優勝できてうれしいと同時に、今はホッとしています。決勝戦は再延長までもつれ込みましたが、昨年の本大会の決勝戦で負けて悔しい思いをしていますので、気持ちだけは切らさないようにと思って戦いました。ここまで年を追うごとに3位、2位、そして優勝と順位をあげてこられた嬉しさの一方、JKJOの重量級優勝者として、ここからどの大会に出ても勝たなければいけないという責任も感じますし、これまで以上に稽古をしていかなければと思っています。決勝戦の鴨宮選手(武立会館)はJFKO全日本でも3位入賞をしている強い選手で、本戦から打って、打たれてという感じだったので、試合中は自分の判断に頼らずにセコンドの声を聞いて、無駄なく正確に動いて勝利を引きよせようと考えて戦っていました。一進一退の苦しい戦いでしたが、最後の最後で内容で上回ることができたのは先生や道場の仲間の応援のおかげだと思っています。次は2ヶ月後のJKCインカレに出場したいと思っています。こちらも昨年準優勝でしたので、JKJOチャンピオンとして必ず優勝したいと思っています。その先はまだ決まっていませんが、まだまだ未熟なので、同じ桜塾の酒井琉翔先輩のようにテクニカルで安定した組手を目指したいと思っています。
 

一般男子軽量級 優勝
新田 万季人(極真浜井派石川)

「初のビッグタイトル獲得! これまでやってきたことがすべてつながった」
 
28歳にして初のビッグトーナメントのタイトル獲得で、たいへんうれしく思っています。昨年のこの大会ではベスト8で、また今年のJFKO全日本でもベスト8で、ともに新里選手に負けて上位進出は適いませんでしたが、今回は逆に準決勝でその新里選手(武立会館)に勝って優勝ができたので、それもあってうれしいです。ただ、特に対戦者たちを予想し研究して稽古をしてきたというのではなく、自分のやってきたこと、具体的には下段廻し蹴りを軸に組手を組み立てようと練習をしてきて、それが試合でできたことが優勝につながったと思っています。決勝の山川選手(真誠塾)はJKJOやJFKO全日本にコンスタントに入賞できている選手なので、おそらく対戦することになるだろうと思っていました。初対戦でしたが、接近戦で圧力をかける選手への対策は長い間稽古をしてきたので、今回はそれが生きたと思います。これまでは得意の突きを効かせようと足を止めてしまうことが多かったのですが、それを蹴りからつなぐことで突きをさらに走らせることができるようになったと感じました。ここからは来春のJFKO全日本での優勝を目指して稽古をしていきたいと思います。
 

一般男子軽中量級 優勝
紅谷 凱(極真拳武会さいたま浦和)

「プレッシャーに勝って達成した3連覇。
この3年間の緊張は自分を強くしてくれたし自信を与えてくれた」
 
今大会は3連覇がかかっていて、さらにJFKO全日本で優勝したあとだったので、すごくプレッシャーがありました。自分には”勝って当たり前”と言い聞かせていましたので、そのなかで最大限のパフォーマンスを発揮することのむずかしさを感じた大会となりました。緊張で緒戦から動きが悪く、どうしても勝たなければならないという大会のむずかしさを体験するとともに、いい勉強にもなりました。決勝前にトレーナーを務めてくれている父親から「今後はこうした試合が増えてくる。まずは原点に戻って戦おう」とアドバイスをもらい、今大会の試合では一番いい動きができました。決勝の相手の三井所選手(真道會)は同じ年で、同じトーナメントを戦うこともあったのですが、対戦は初めてでした。突きが強い選手というイメージがありましたが、自分の突きの威力を信じて、それが生きる間合いで勝負ができたのが良かったと思っています。JKJO全日本大会挑戦と3連覇に至る経験は、年を追うごとに増す緊張感と自信を与えてくれたので、とても貴重な3年間となりました。次の直近の目標は白蓮会館のWKO空手ワールドカップでの優勝です。ここで世界タイトルを獲ることで、JKJO4連覇、また各流派の世界大会優勝など、さらなる目標につなげていければと思っています。
 

一般男子中量級 優勝
石野 源太郎(桜塾)

「2年越しに優勝できたので、素直にうれしい。
ここからは”世界”を目指していきたい」
 
2年越しの優勝なので、うれしいと同時にホッとしています。準決勝で昨年負けた福永選手(KWF千葉田中)にリベンジできてそこは良かったんですが、決勝戦は中山選手(白蓮会館姫路)の巧さに苦戦させられて、延長戦では戦いながら、危ないかなと思う局面もありました。最後は自分の良さである圧力をかけていくことができ勝ちにつなげることができたので、それは良かったと思っています。今回は若い選手たちの台頭をあらためて感じた年でした。今後も負けないようにがんばっていきたいと思います。僕も28歳になりましたので、このあたりでKWUや新極真会のWKOなど、”世界”というタイトルを意識して積極的に挑戦していきたいと思っています。その中で、自分の空手を磨いて、長く続けられるような組手をして、試合を通じて若い選手たちにテクニックというものを示すことでベテランとはどういうものなのかというのを伝えられるようになりたいです。直近の目標は2週間後の新極真会全日本大会です。今回は、結果は別として、他流派として無差別の大会で重くて強い選手とやることで自分磨きをして、次にしっかりとつなげていきたいと思っています。
 

一般男子重量級 優勝
早川 羅偉(桜塾)

「決勝戦は作戦通りの展開ができた。
優勝できて素直にうれしい。ここから連覇できるようにがんばります!」
 
優勝の実感というのはまだないのですが、それでもやはりうれしいです。決勝戦の髙橋扶汰選手(髙橋道場)は4年前に一回負けている相手だったので、決勝戦で対戦することを想定して、しっかりと対策を練ってきました。優勝への気負いがなかったと言えば嘘になりますが、それでも思い通りにも戦えて結果が付いてきたのでうれしいです。相手は間合いを取って戦うタイプなので、今回、機を見て接近戦に持ち込んで自分の組手ができたのが勝因だと思っています。今大会に向けての練習は、これまでと同様にミット打ちで心拍数を上げてスタミナをつけたり、組手で実戦勘を磨いたりと特に変わったことはしていませんでした。春の極真統一大会で準優勝、8月の新極真会全九州大会で3位だったので、このJKJO全日本大会だけは必ず優勝しなければという気持ちがありました。そういった気持ちや仲間の応援が優勝へと背中を押してくれたというのもありました。次の目標は2週間後の新極真会の全日本大会になりますが、JKJO全日本重量級優勝者として恥ずかしくない戦いぶりを見せられたらと思っています。ここからもまだまだ経験を積んで成長し強くなって、名実ともに”JKJOのチャンピオン”と認めてらえるようにがんばりたいと思っています。