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【優勝者インタビュー】第17回JKJO全日本空手道選手権大会

2025.10.2
レポート

金城 芽唯美(極真会館沖縄)
一般女子軽量級 優勝

「最高の舞台で、姉妹で戦えたことに感謝しています。そして、多くの子どもたちがこの大会に夢を持ってくれることを願っています」
 
初のJKJO全日本出場で、演出も素晴らしく、決勝戦では妹の杏奈と2人でこの舞台に立てることの喜びをかみしめて戦いました。今回は私が清水由埜選手(桜塾)、杏奈が清水未来選手(桜塾)と準決勝で対戦し、大会前から注目していていたようだったので、それだけに負けられない一戦でした。第2回学生フルコン(インカレ)では杏奈が岡田葵選手(桜塾)と対戦するのを想定して桜塾の組手を研究するなどしていましたが、今回はそうしたことを超えて後悔のないように思い切り戦おうと考えていました。準決勝までの試合コートが少し小さく、その対策としてこれまで以上にステップを意識して戦ったこと、そして組手のテンポをこれまで以上に上げて戦ったことが私たち姉妹の勝利につながったと思っていました。決勝は、これまで私たちが稽古をしてきたことをすべて出そうと話して戦った結果です。このような素晴らしい大会、そして演習の下で私たちが戦ったことで、極真連合会の子どもたちにも夢を与えられたのではと嬉しく思っています。次は11月に極真連合会のワールドカップがオーストラリアであるので、そこで優勝をしたいと思っています。最後にはなりますが、JKJOのみなさん、本当にありがとうございました。

酒井 琉翔(桜塾)
一般女子中量級 優勝

「2階級制覇は素直にうれしい。優勝することで支えてくれた人たちに恩返しができてホッとしています」
 
中量級で優勝できてうれしいのはもちろんですが、まずは道場生をはじめ応援して下さった方々の期待に応えることができてホッとしています。これまで中量級出場を意識してフィジカルトレーニングに取り組み、また他流派の大会などで大きな選手たちと試合をして経験を積んできましたが、今回、中量級というクラスの中で戦ってみると、あらためて対戦者の大きさを感じました。ただ、そうしたことは納得しての出場でしたので言い訳になりませんし、出場するからには必ず優勝すると決めて一戦一戦に集中して戦いました。決勝戦の三ヶ島玲奈選手(無限勇心会)は私より頭ひとつ大きなリーチも長い選手でしたが、横蹴りで牽制しながら間合いを詰め、相手の膝蹴りに注意しながら、突きの上下の打ち分けを軸に組手を組み立てました。判定の瞬間は、喜びと安堵でそれまで力んでいた身体からすっと力が抜けていきました。今大会は、開会式から決勝まで演出のある舞台で嬉しさと緊張が交差した中での試合でしたが、この舞台を見た子どもたちがJKJO全日本に夢を抱いてくれればと願いましたし、また自分自身もそうした試合をしなければと思って決勝まで戦いました。この素晴らしい舞台をを設けて下さったJKJOの方々には本当に感謝しております。ここからさらに稽古を積んで、JKJO全日本女子中量級2連覇を目指します。

小林 由依菜(桜塾)
一般女子重量級 優勝

「2連覇達成もうれしいが、これまでで一番楽しく試合ができたことが一番うれしかった」
 
2連覇を達成できたのはもちろんですが、これまでで一番楽しく試合ができた大会だったので、終わった今、あらためて喜びを感じています。試合の中で、自分のやりたいことができましたし、また以前に比べて自分が強くなっていると実感ができたのがその理由でした。大会前の稽古では、師範から「自分で考えて組手を組み立てなさい」と言われ、試行錯誤の稽古をしてきましたが、そうしたことがさらに自分の組手を幅を広げてくれ、優勝にもつながったと思います。成長に導いて下さった師範、そして道場の仲間たちには感謝しています。準決勝の神谷優良選手(神谷塾)とは2年前のJKJO全日本大会決勝で戦って敗れていますので、借りを返せたことがうれしいですし、決勝は昨年と同じ鴨宮菜々花選手(武立会館)との対戦で、前回以上に納得のいく展開で勝つことができました。次の目標は11月の第3回学生フルコン(インカレ)で連覇をすることです。JKJO全日本2連覇というと、もう負けられないというプレッシャーもありますが、今回、楽しく戦えたことを経験にこれからも楽しんで戦えるよう稽古を積んでいきたいと思っています。

 新里 誠光(武立会館)
一般男子軽量級 優勝

「2度目のJKJO全日本優勝で良い流れを作ることができた。来年は2連覇をめざす」
 
ここ最近、今年5月のWFKO世界大会など決勝には上がるものの優勝には結びつけることができていなかったので、今回、JKJO全日本で2年ぶりに優勝できてうれしく思っています。ただ、試合内容に関しては自分の組手が十分にできなかったので、内容の面では悔しさが残る大会となりました。自分は中間距離で突き蹴りを生かした組手が得意なのですが、たとえば今回の決勝では相手の接近戦に身体が硬くなって、自分本来の動きができなくなっていたという印象があります。特に本戦は和田凜太郎選手(極真拳武会さいたま浦和)の接近戦に手こずり、歯がゆさもありました。延長に入って自分の距離を作ることを心がけて戦うことができましたし、相手の焦りを引き出すこともできました。今大会で良い流れができたので、来年5月のJFKO全日本での優勝に結びつけたいと思っていますし、JKJO全日本でも2連覇したいと思っています。ジュニア王者の台頭で新陳代謝の激しい軽量級ですが、その中でも安定した強さを発揮できるように頑張って稽古を積んでいきます。こうした素晴らしい舞台を設けて下さったJKJOの方々には感謝しています。

 紅谷 凱(極真拳武会さいたま浦和)
一般男子軽中量級 優勝

「軽中量級4連覇できてホッとしています。来年5月のJFKO全日本から中量級にアップ。JKJO全日本も中量級連覇を目指します!」
 
軽中量級出場最後の年に4連覇できたことはとてもうれしいです。その一方で、準決勝の神谷定選手(神谷塾)との試合、さらには決勝の三井所太陽選手(真道會)との試合は延長までもつれ込み、自分として接戦を戦う緊張感がずっとありましたが、終わってみれば、その中で競り勝つことでまた強くなれたと感じています。試合を支えてくれたのは、周囲の応援です。道場のみんなはもちろん、これまで支えてくれた方々がいるのでJKJO全日本での4連覇は絶対に落とせない勝負でした。準決勝の神谷選手には対策をされていたようで、自分の組手をさせてもらえず苦戦しました。勝つことはできましたが、疲れがその後に尾を引く試合となりました。決勝は昨年と同じ三井所選手でしたが、本戦、上手く動くことができず、相手に一歩リードを許しているのでは? と感じていました。それでは優勝に結びつけることができたのは仲間のおかげです。来年は5月のJFKO全日本から中量級に階級を上げて出場します。もちろんJKJO全日本も中量級で一から連覇を目指します。

 石野 源太郎(桜塾)
一般男子中量級 優勝

「JKJO全日本はこれで5度目の優勝。来年の6度目の優勝、さらには世界を狙って稽古します」
 
今大会での優勝は、これまでと違った意味で大きな喜びになりました。これまでは、他流派の大会も含めて自分を磨くための”挑戦者”としての出場でしたが、今大会はJKJOの中量級のエースとしてなんとしても牙城を守るという使命感での戦いでした。他流派のビッグトーナメントで表彰台に上がるような強豪が顔を揃える中、優勝するには一戦一戦を大切に戦っていこうと考えていました。準決勝で対戦した小西佑哉選手(中村道場兵庫)はインパクトが正確でダメージにつながる攻撃を放ってきましたが、それをかわしながら自分の組手をすることで勝つことができました。また決勝の金尾選手は数年前に対戦したときより段違いに実力が上がっており、また自分の組手が研究されている印象がありましたが、ステップを使い蹴り技で攻めることで勝つことができました。今大会に向けて中段膝蹴りを稽古してきたのですが、各試合ではそれが生きて優勝に結びつけることができたと思っています。今大会でJKJO全日本は5度目の優勝になります。この勢いのまま、来年は6度目の優勝を狙っていきたいと思っています。

 早川 羅偉(桜塾)
一般男子重量級 優勝

「地獄から天国へ。今年のJKJO全日本2連覇は生涯の宝物になった」
 
2連覇できて、とてもうれしく思っています。今年5月のアゴの骨折のあと、多くの人に支えられて稽古をしてきました。優勝して恩返しをすることができてよかったです。退院後、稽古を始める前は<顔面を蹴られたり、叩かれたりしてまた骨折するのでは?>という不安がありましたが、道場でみんなで稽古を重ねる中で、大会に出場する闘志をもらいましたし、その中でケガに対する不安もなくなりました。今大会では何も気にすることなく、思い切り戦えました。決勝の芦髙選手はこれまで何度か対戦して、その都度負けてきましたが、今大会は腹をくくることができました。試合開始とともに、芦髙選手は試合巧者らしくステップを使いポジションを変えながら攻めてきましたが、自分には突きと下段蹴りしかないと思ってチャンスを逃さずに一気に攻めました。判定で自分の勝利を知ったときは、これまでにない喜びを感じました。地獄から天国へ、今回のJKJO全日本を通してすばらしい体験をさせていただきました。今は、酒井代表をはじめ桜塾のみんなに本当に感謝しています。