今年度のJKJO 全日本強化練習会兼強化指定選手認定ワッペン授与式は、コロナ対策を講じ、全国5会場(中部・北海道・北陸・関西・関東)に分散し順次開催を予定しています。
初回は4月11日(日)の中部会場、参加選手は177名。1部は小学生、2部中学生、午後の3部は一般部と密になるのを避け行いました。指揮を執るのは、今年度より新メンバーを加え、選手強化委員会と名称を新たにし、気合の入っている7名のコーチ陣。
開催にあたり、酒井代表理事より「本日ここに来た意味をよく考えて、JKJOの代表選手としての自覚を持ち、集中して稽古に取り組んでもらいたい」と挨拶を頂きました。続いて強化委員長の私、吉村が「今年度より強化指定ワッペンをリニューアルし、より高みを目指してもらうため順位別とした。今回君たちが最初に手にすることになる。気持ちの入った稽古でワッペンに魂を入れてもらいたい」と檄を飛ばし稽古開始。
1部・2部の小中学生は同メニュー。補強と対面シャドーを組み合わせ、息を上げてから技別のライトスパー、ラストは試合形式でのスパー。終始、理事の先生方、コーチ陣から檄が飛び、緊張感に包まれながらも活気あふれる稽古となりました。終了後、理事役員から魂の入った強化指定ワッペンが手渡され、私吉村より「このワッペンを袖に着けたならば、プライドを持ち、勝つ事も大切だが、試合態度、礼儀等、JKJOの代表選手として立ち居振る舞いを磨いてほしい」と思いを述べました。
3部の一般部は、JFKO世界大会代表の石野・寺崎・久保田選手、昨年度全日本入賞者も多数参加。厳しい稽古で知られる成田強化コーチが稽古を取り仕切り、前半はシャドーからミット稽古。ミットの内容は全日本強化にふさわしい過酷なメニュー。選手達はフラフラになりながらも、皆で声を掛け合い、気合で乗り切りました。後半は、男女階級別でライトスパー、ガチスパーと続き、ラストは階級関係なく、やりたい人を指名してのガチスパーで締めくくりました。
5月末に行われるJFKO全日本に出場する選手には本番を見据えた最高の追い込みとなり、出場を目指す選手にとっては、自分の立ち位置を知るに良い稽古になったと思います。一般部には強化指定ワッペンの他、サプライズで酒井代表理事よりJFKOに挑むトップ選手10名に「チームJKJO」ワッペンが手渡されました。
このワッペンには、これまで個の活動が主であった選手たちが、流派の垣根を超えJKJOの旗のもと、チームとして力を集結させJFKO全日本に挑むという意味が込められています。
選手の皆さん、この稽古で深まった絆を胸に、チームJKJOの一員としての誇りをもって活動しましょう!参加頂いた理事役員の皆様、選手強化委員会の先生方、本当にお疲れさまでした。心より感謝いたします。
JKJO選手強化委員会 委員長
武奨館吉村道場 吉村 裕