冒頭、酒井代表理事より「君たちは選ばれた選手、ここに来た意義をよく考え稽古にのぞむように」と激励の言葉をいただき稽古がスタート。強化コーチ陣10 名が指導にあたりました。全員でシャドー＆フィジカルトレーニング、「最初から気持ちが抜けているようではワッペンは渡せないよ！」と開始早々、強化委員長の厳しい声が飛びます。息を上げさせ、小学1～4年田澤コーチ、5～6年菊地コーチ、中学生酒井コーチ、京口コーチ、高校・一般久保田コーチ、成田コーチと4 グループに分け技術指導からミット稽古。
午前の部ラストはライトスパーリング、最後は一般強豪選手のスパーリングを見て勉強してもらいました。なかなか見ることのない一般トップ選手の技の応酬にジュニア選手たちは目を輝かせていました。

午後の部は「JKJOトップ選手に聞く」と題してJFKO全日本選手権大会の優勝経験者、久保田千尋選手、水谷恋選手、石野まこと選手に試合に挑む気持ちの作り方等、様々な質問に答えてもらいました。3選手はジュニア選手からの積極的な質問攻めにたじたじになる場面もありましたが、選手たちにとって参考になる話をたくさんしてくれました。話だけでなく技術講習も行なってもらい、3グループをローテーションで回り、一般選手がその指導を補助、トップ選手の技を自分のものにしようと全員、真剣に取り組んでいました。残り2時間はメインのスパーリング、10本1セットを5ラウンド行い限界まで追い込んでからラッシュスパー、下半身補強…酒井代表、コーチ陣から「最後まで頑張れ！」「自分に負けるな！」の励ましの声に気力を振り絞り最後まで自分と向き合い、強化指定ワッペンに「魂」を入れるにふさわしい頑張りを見せてくれました。また、JFKO全日本出場選手もしっかり自分を追い込み、一ヶ月後に迫った「負けられない戦い」に決意を新たにしていました。

そしてこの練習会を乗り切った選手たちにJKJO強化指定選手の証「日の丸ワッペン」の授与。酒井代表、寺西常任理事はじめ、選手強化コーチの先生方から一人一人に声を掛けて渡されました。「選手の皆さん、よく頑張りました。流した汗の結晶がそのワッペンです。誇りとプライドを持って堂々と着けてください。今日、ともに稽古したJKJOの仲間たちに感謝し、この経験を活かし9月の一般全日本、11月のジュニア全日本に向け頑張りましょう。そして間近に迫ったJFKO全日本選手権、昨年以上の結果を残すべく、「チ―ムJKJO」一丸となって挑みましょう」。
参加頂いた理事の皆様、選手強化委員会の先生方、指導補助に入ってくれた武奨館の先生方、ありがとうございました。心より感謝いたします。

レポート
JKJO選手強化委員長
武奨館吉村道場吉村裕

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