9月20日(日)札幌美香保体育館メインアリーナにおいて「第22回チャレンジカラテトーナメント」が開催された。4月に予定されていた「Full-Contact Challenge Hokkaido」が新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令の為中止となったため、代替大会として久しぶりにJKJO指定選抜大会として実施された。
検温の実施、マスク着用、アルコール消毒、分散集合はもちろん選手はもちろん来場者全員にフェイスシールドを装着義務とするなどコロナ禍の中での開催のため大会ガイドラインに沿った徹底した対応策がとられた。また、例年は硬式空手やグローブ空手、型試合なども実施されていたが今大会はフルコンタクトルールに限定。出場人数も例年の半分以下だったが、全日本王者を含む強豪たちが北海道外から参戦し、選抜クラスは試合開始から積極的な攻防が随所に見られた。試合は一般を除き本戦マスト三審制。審判の技量も試されるため緊張感が漂っていた。
次々と道外勢が優勝する中、昨年全日本大会チャンピオンの小学5年35Kg未満上野来実(真結氣)と中学2~3年男子47Kg未満上野奏貴(真結氣)兄妹が揃って優勝、一矢を報いた。
また、一般男子上級無差別は昨年の高校男子60Kg未満王者山﨑亮輝(丈夫塾)が同門の宗片博太郎を延長3-0で退け2年連続の北海道知事賞に輝いた。同じく一般女子軽量級も渡邉栞(丈夫塾)が森田青空(葵塾)に合わせ1本で快勝し札幌市長賞を受賞した。
当日はJKJO酒井副代表が来賓として来場、花を添えてくれた。北海道ではほぼすべての大会が中止となる中、制限をされる中創意工夫し開催できたのはいち早くガイドライン策定やヘッドガードに装着するシールドの制作などJKJOコンセプトの確からしさだろう。明年4月25日(日)次回指定大会Full-Contact Challenge Hokkaido(北海道立総合体育センターサブアリーナ)は是非ともいつも通りに開催できることを祈りたい。