5月29日(土)~30日(日)の2日間にわたり、昨年5月から延期となっていた「第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会(JFKO全日本大会)」が、エディオンアリーナ大阪で開催された。緊急事態宣言下での開催となったが、無観客、選手やコートなど定期的な消毒を施すなど感染症対策を徹底して行なわれた。JKJOからは81名がエントリーし、その中から30日(日)に勝ち残ったのは男子12名、女子7名。
女子軽量級は、準決勝で水谷恋(久保田道場)と清水未来(桜塾)が対戦し、本戦4-0の判定で水谷が駒を進める。決勝戦は新極真会の女子軽量級のエース、手島海咲(新極真会神奈川東横浜)と対戦し、再延長までもつれ込むも僅差の判定で敗れ惜しくも準優勝。女子中量級は、石野まこと(桜塾)が決勝まで勝ち残ったが、手数で勝った富野真麻(白蓮会館)に本戦判定で敗れ、こちらも惜しくも準優勝となった。女子軽重量級は、木村敬代(武立会館)が神谷優良(神谷塾)を準決勝で破り決勝戦へ。前大会の優勝者、浅古麗美(新極真会埼玉木村道場)と対戦するも、ラスト30秒のローキックに印象を奪われ、本戦判定で敗れ準優勝となる。女子重量級は、準決勝で鴨宮菜々花(武立会館)を判定で下した、同階級常連の野邑心菜(新極真会世田谷・杉並支部)と渡辺小春(武奨館吉村道場)の決勝戦に。左右のステップからヒザ、突きを叩き込んで優勢に試合を運んだ渡辺が延長の末3-0の判定で下し、初参戦、初優勝を飾った。
男子軽量級は、速水大輝(星和会館)、酒井竜弥(桜塾)、郷遼久(無限勇進会)、笹裏健士朗(聖武会館)、佐久間健全(水滸會丈夫塾)が30日まで勝ち進んだが、郷と笹裏が三位入賞を果たす。男子軽中量級は、大野篤貴(武奨館吉村道場)が準々決勝で糸谷佳幸(ノーティーカラテアカデミー)を本戦判定で下し、準決勝へ駒を進める。しかし、神谷定(神谷塾)を準々決勝で下した岩田陽勇(全真会館)と延長判定までもつれ込むも、準決勝で敗れ三位に。決勝戦は岩田と反対ブロックから勝ち上がった、山﨑亮輝(水滸會丈夫塾)と対戦。本戦、延長でも勝負が付かず最終延長までもつれ込んだ結果、僅差3-2の判定ではあったが山﨑が初優勝を飾った。男子中量級は、石野源太郎が準決勝まで勝ち上がるも、昨年の優勝者、後迫龍輝(新極真会大阪神戸湾岸支部)にあと一歩及ばず三位となった。男子重量級は、後藤優太(空手道MAC)が入来建武(新極真会東京城南川崎支部)に準決勝で敗れ三位。早川羅偉(桜塾)は、優勝した亀山真(新極真会福岡県支部)に準々決勝で敗れベスト8の結果となった。