この優勝をきっかけに、自分がまだまだ成長できることを実感しました
「まずは優勝することができて、周りの先輩や生徒たち、ご父兄、そして小さい頃から私を支え続けてくれた両親に感謝しています。一時は空手を続けなければいけない、試合に出場しなければいけないという義務感で稽古をしていた時期がありましたが、この一年は空手が好きで楽しく稽古できましたし、そうした中で、生徒たちが応援してくれていましたので、今回はそれが大きな励みになりました。(第12回、13回大会連覇のあと、第14回大会準決勝で敗れ涙をのんだことについて)普段から切磋琢磨している仲間であり、ライバルたちとこうした大きな舞台で対戦でき、また優勝することができてたいへんうれしく思っています。今回、リベンジという形で勝つことができましたが、これで終わりではなく、まだまだ成長できると思っています。次の目標はまだ決めきれていませんが、まずは生徒たちがさらに空手が好きになってくれるよう指導に力を入れていきたいと思っています。」(酒井琉翔)
2023年の”挑戦”の集大成となった今大会。5連覇を達成できてホッとしています
「5連覇のかかった今大会はプレッシャーもありましたが、優勝し連覇を達成できた今はホッとしているというのが正直なところです。私のそうした気持ちを察してか、今大会ではこれまで以上の方が応援して下さり、勝って恩返しができたのが何よりだと思っています。(2023年はいくつかのビッグトーナメントに出場しながらも、優勝が2022年の第7回JFKO全日本、第14回JKJO全日本以来となったことについて)㈳極真会館様の第5回世界大会に出場させていただくなど、2023年は新しい挑戦の年でもありましたし、大会で表彰台の中央に立てなかったことが続いた時もありましたが、逆にそれが自分の成長につながり、自分の新しい空手を作るきっかけとなったので、とても良い経験になりました。ふさぎ込んでいても前には進めません。勝った時も負けた時も、できたこと、できなかったことを整理して稽古につなげてきたので、それが今回の優勝に生きたと改めて感じています。次の目標はまだ決めていませんが、これからも前を向いて稽古を続けたいと思っています。」(石野まこと)
4年ぶりのJKJO全日本優勝は最高の思い出。ここから新しい挑戦に集中します
昨年のJKJO全日本以降はRISEなどプロ・キックボクシング出場のための練習に集中していたので、空手の大会は1年ぶりの出場となりました。2020年以降のJKJO全日本は準優勝が2回、3位が1回と優勝できておらず、また今大会は道場の後輩たちがたくさん応援に来てくれていたのでプレッシャーも大きかったのですが、優勝でホッとしています。今大会は、予想していなかった選手との対戦の連続の中、自分で動きがいいのが感じられて、絶対に優勝をと思って戦ってきたのですが、決勝戦の小林選手が強く、本戦で旗を持っていかれたので、延長戦は絶対に負けられないと思って戦いました。空手は今大会でひとまず区切りとして、今後はキックボクシングに集中していきたいと思っています。そしてチャンピオンベルトを獲ったら、今度は”キックボクシングのチャンピオンがJKJO全日本に挑戦”という形で出場し、大会を盛り上げたいと思っています。