JKJO全日本大会まで残り約2週間。昨日トーナメントも発表されました。その組み合わせを見て、JKJO出場選手全員のデータを把握しているJKJOマスター、JKJO副代表の德富先生(飛心会)に、JKJO全日本大会注目のカード、見所を聞いてみた。その第二弾!
[中学2〜3年男子47kg未満]
本命はここ最近負け無しの植松右京(飛心会)と、昨年中学1年の部で優勝した渡辺龍輝(武奨館吉村道場)の2強。直近では「全東海空手道選手権大会2020」の準決勝で両者が対戦し僅差で植松が勝利しているが、全日本の舞台でどちらに勝利の女神が微笑むか注目したい。植松のブロック注目は関東1位の佐藤春樹(武立会館)、そして青木悠柊(飛心会)、飯谷桃和(桜塾)。渡辺のブロックは、昨年中学1年の部で3位入賞した同門の川瀬翔(桜塾)と中村亮介(桜塾)が、順当に勝ち上がれば早々の2回戦で対戦となり、その勝者が渡辺と対戦することとなるだろう。
[高校女子55kg以上]
先月行われた新極真会主催「第52回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」において、高校生ながら敢闘賞(ベスト8)に輝いた渡辺小春(武奨館吉村道場)が今年から高校生となり参戦。渡辺の初戦は、小林麗於菜(士衛塾本部)と大山ひな(松武館)の勝者。入賞こそ逃しているが実力は間違いない小林麗於菜(士衛塾本部)が勝ち上がれば、早くも2回戦で渡辺と対戦となる。小林が渡辺を止められるか注目したい。昨年このクラスで優勝したのは藤田咲嬉(飛心会)。もちろん藤田は連覇を狙っているが、反対ブロックからどちらが勝ち上がっても簡単な相手ではない。渡辺は一般クラスにもWエントリーしており、このクラスで勝利し一般の部に繋ぎたいハズだろう。
[一般男子中量級75kg未満]
注目はJKJO初参戦の福地勇人(白蓮会館)が、役者の揃ったJKJO中量級を制することができるのか、それとも昨年優勝した石野源太郎(桜塾)が返り討ちにするのか注目だ。福地のブロックには、元松井派の高橋兄弟の一人、高橋壮汰(高橋道場)の初参戦、実力者の黒田徹(丈夫塾)、ジュニアで活躍の金森悠成(金森道場)、山下駿(男塾)と注目の選手が揃い、誰が勝ち上がってくるか注目したい。石野のブロックには、昨年の準優勝者の大場健吾(無限勇進会)がリベンジを狙い立ちはだかる。どの試合も目が離せない注目一戦が揃う。
[一般男子重量級75kg以上]
先月行われた新極真会主催「第52回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」において、3位入賞した後藤優太(空手道MAC)が大本命。満を持して参戦の元松井派の高橋兄弟、高橋扶汰(高橋道場)が決勝まで勝ち上がってこられるかが注目。高橋のブロックには実力者の荒井康治(相模原鈴木道場)、ジュニアで活躍の早川羅偉(桜塾)。後藤のブロックには昨年高校生の部で準優勝している吉岡夕馬(武立会館)、カラテグランプリで3位入賞の水野翔太(KWF極真千葉田中)など、このクラスも強豪揃いで混戦が予想される。